突然ですがアンケートです。あなたのTwitterの使い方はどれでしょうか?
あなたはどのタイプでしたか?いずれかにぴったり当てはまる方もいれば、2と3の間や、4と5の間という方もいるでしょう。その日の気分によって変わる方もいるかもしれません。大切なのは、Twitterの楽しみ方は人それぞれだということです。
どんな使い方であれ、自分に合ったTwitter体験にするための適切なツールが用意されていることが重要です。また、実生活と同じように、どのくらい自分を「表」に出すか出さないかを決めるツールも欠かせません。思わぬ被害から身を守るためのツールも必要でしょう。
Twitterを安心して使ってもらうための機能を作っているのが、プロダクトマネージャー、デザイナー、リサーチャー、エンジニアで構成されるTwitterのセーフティチームです。「利用者自身がTwitter体験をカスタマイズできるようにするもの」と、Christine Suは説明します。Suは、利用者──とりわけ有色人種の女性たちやLGBTQコミュニティなど、社会から偏見の視線にさらされる人々も適切に情報を制御できるよう、Twitterの会話の設定ツール開発に道筋をつけた立役者です。
社会活動に熱心だったSuがTwitter社に加わった2020年頃、その業務の大部分は「悪いもの」を見つけることに割かれていました。いわゆる詐欺、スパム、悪用などです。「悪いものを減らしてTwitterから締め出し、できるだけ利用者の目に触れないようにする。それが、これまで私たちがしてきたことです」と、Suは言います。
しかし、こうしたやり方には限界があります。いくらTwitter上の悪意を見つけて排除しても、グレーゾーンはなくなりません。Twitterのルールに必ずしも違反していないけれど不快なコンテンツが利用者の目に触れてしまうのです。女性たちやマイノリティ、LGBTQの人たちは引き続き嫌がらせを受け、叩かれ、拡散力のあるツイートをする女性ジャーナリストやトランスジェンダーの権利活動家たちも、心ない返信の標的にされてしまいます。Suの目標は、「ツイートに返信できる利用者の選択」から、「すべての返信を拒否する」まで、一連を管理できるツールを人々に届けることです。Twitterでは最近、拡散されそうなツイートに警告して、こうしたツールで事前に注意を促す通知システムを試験的に導入しました。
「どこまで自分をさらすかは自分が決められるのだと、利用者に感じてほしいのです。ネット上でどういう状態を安全と感じるかは、その日その時によって変わるもの。 調子がいい日にはどんな煽りにも対応できても、次の日には一切関わりたくないかもしれません」と、Suは言います。「Twitterには、自分を守るツールを利用者に与える責務があるのです」
Twitterの会話の設定は、利用者の必要性に応じて使い分けられます。使わずに済む人もいるかもしれませんが、こうしたツールがあることを知ってもらうため、3人のベテランTwitter利用者にその使い方を聞いてみました。
早めに対処する
コンテンツストラテジストでポッドキャスターのWynter Mitchell-Rohrbaughは、この10年で最新の文化や社会問題について活発に意見を交わす仲間たちとTwitterで出会い、いろいろありつつも現状に満足しています。
「頭の回転が速い人たちとの議論は有意義で、視野が広がります」と、Mitchell-Rohrbaughは言います。「誰もが自由に発言できるんです。時には少々辛辣な言葉も飛び出しますが、それでも建設的な意見交換の場となっています」
とはいえ、彼女には触れたくない話題もあります。とりわけ、トラウマや性的暴行といったデリケートな話題ではそう感じます。「言いたいことは言ったけれど、結論は変わらない。そういうこともあります」。そうなればもう、会話は続けられません。
Mitchell-Rohrbaughは、「会話の設定」を使いこなしています。実際の議論の場で「以上!」と話を打ち切るように、自身のツイートへの返信を制限し、会話をストップできる機能が気に入っています。「これ以上はもう無駄だなという話って、絶対にあるんです」
例として挙げたのが、ソーシャルメディアを常に騒がせているリアリティ番組の出演者に対する強い意見です。「誰かに噛みつきたい、目立ちたいだけのノイジーマイノリティに火がつきやすいトピックがあって、これはそのひとつだと思います」と、Mitchell-Rohrbaughは言います。
物議をかもすであろう話題でも、最初から返信を見ないよう設定しておけば、どんな反応があるかと心配することなく言うべきことを言えます。「そのほうが、健全だと思いますね」
最後まで付き合わない
自身でスペースをホストする旅行ライターのRossana Wyattは、Twitter上での会話を促すための最新ツールやテクニックを熟知しています。オンタリオ州ロンドンのファンショー大学でも、院生向けのソーシャルメディア講座で教鞭を取っていました。彼女は政治の話題も臆さずツイートし、とりわけ、デマを拡散するアカウントには厳しい目を向けます(Twitterの「COVID-19について誤解を招く情報に関するポリシー」には、ぜひ目を通しておいてください)。
Wyattは最近、カナダのワクチン接種状況に関する、一人のアメリカ人の主張に手を焼きました。カナダ人のひとりとして誤った事実を正そうとしましたが、何度かのやり取りの末、最終的には返信できないようにしました。
「そうするしかなかったんです。内容にもよりますが、時には返信する気が起きず、相手のプロフィールやツイートの内容から判断して、ブロックやミュートを選択することもあります」と、Wyattは言います。「明らかにおかしなことを言っている人たちと、Twitterで議論したくはありません。そういう人は私が何を言ったところで納得しませんし、考えを変えようとはしないものです」
タイムラインの表示内容や返信を制限できる——、こうしたツールが便利なのは確かです。それでも、相手の考えを理解しようとすることも大切だと、Wyattは付け加えます。「特に意見がかみ合わない場合は、相手の過去のツイートを読んで、じっくり話を聞くことが必要です。最後には分かり合えるときもありますから。それでも最終的には、そのときの状況と、話題と、相手による、としか言えません」
有無を言わせずブロック
「Himbo The Great™」の異名を持つDamienは、ワシントンD.C.に暮らす、Twitter歴13年のマーケターです。Twitterを始めたのが早かったため、幸運にも@dbという、たった2文字のハンドルネームを手に入れることができました。
ところがこの名前が仇となり、Damienは、たとえば「ドイツ銀行」や「ドラゴンボール」など、イニシャルが「DB」になる有名ブランドのツイートにタグ付けされることが少なくありません。そのため、何よりもブロックを愛用しています。
「寝ていたら突然、そのツイートに17回ものいいねがついて、私の@ツイートのフィードを埋め尽くすんです。取り除くこともできません」と、Damienは言います。「非表示にもできず、自分ではタグを外せない。そうなると、この手の利用者は全員ブロックするしかありません」こうしてDamienはこれまでに、8千人近い利用者をブロックしています。
ブロックは会話から自分を除外するための有効な手段ですが、Twitterでは新たに相手のフォローを外せる機能を取り入れました。さらには@ツイートのタグづけを削除して、会話から退出する機能のテストも進められています。
Damienはまた、一時的にアカウントを非公開に切り替えることも厭いません。過去には、そうせざるを得なかったこともあるそうです。
そしてRossanaと同じくDamienも、会話が手に負えなくなってきたら、返信できなくしてしまうのが有効だと考えています。気分が乗らないときは躊躇なく、返信を遮断します。最近もそういったことがありました。「大した話ではありません。知らない誰かさんが妙な難くせをつけてきて、単純に相手をする気になれなかったのです」
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