グローバルにおけるモバイルプログラマティック広告のトレンドレポート

投稿者 TwitterDevJP
水曜日, 2016年8月31日

モバイルプログラマティック広告のトレンドレポートは今回で4周年を迎えます(第1回目のレポートはこちらをご覧ください(英語))。この期間でモバイル広告業界は、特にMoPubマーケットプレイスのようなリアルタイムで広告の取引を可能にするRTB(リアルタイムビッディング)によるアドエクスチェンジを含めて、関連企業、技術およびプラットフォームのそれぞれが大きな進化を遂げました。モバイルプログラマティック広告とは目的に沿ったモバイル向け広告の自動買い付け、配信の仕組みの総称です。

現在MoPubマーケットプレイスでは、モバイルプログラマティック広告の月間インプレッションが2012年8月と比べ30倍になっています。また、RTBがモバイル広告で広く採用されたため効率、効果や透明性が向上し、ひと月に費やされるDSPからの広告費が過去4年間で55倍にも拡大しました。パブリッシャーはアドエクスチェンジによって広告収入の安定化を図る他、ビジネスを拡大してくれる有望な広告主の方々を効率的に見つけ出すことも可能になりました。DSPはブランドやパフォーマンス系の広告主の方々にスマートフォンなどのセカンドスクリーンを頻繁に使うオーディエンスへのリーチを新しい方法で提供しています。

グローバルにおけるモバイルプログラマティック広告のトレンドレポート

ご興味のある方々はレポートをこちらのフォームからダウンロードできる他、以下のハイライトをご覧ください。また、レポート関連の最新情報は@mopubにて提供しています。

先進的なブランドがいる一方でパソコン向け広告がメインの広告主がモバイルファーストの恩恵を受けていない

大手広告主の広告費がパソコン向け広告からモバイル広告に移っています。具体的にはCPMベース広告費が拡大しており、パソコン向け広告で慣れ親しんだレクタングル(300x250ピクセル)広告フォーマットの人気があります。フォーチュン1000社の広告主について深く分析すると、2016年第1四半期と第2四半期の間でこのレクタングル広告フォーマットの導入数が175%増加しています。

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広告主がパソコン向け広告からモバイル広告に移った場合、特にネイティブ広告のようなモバイルファーストに最適な広告フォーマットの効果を感じるようです。ネイティブ広告のCTRが高いため、DSPはモバイルファーストに最適な広告フォーマットにより注力しています。その結果、2016年第2四半期単独ではこのフォーマット向けの広告費が29%増加しています。

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TV番組が盛り上がる時はセカンドスクリーンのオーディエンスにリーチするきっかけになる

政治団体から飲料メーカーまで様々な業種業態の広告主が、TV番組が盛り上がる時にモバイル広告を出稿しています。TV番組は地域性が高いため、例えばバスケットボールのNBAファイナルの時は北米、サッカー選手権のEURO(ユーロ)は欧州といった特定地域をターゲティングした広告キャンペーンが有効とされます。

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パブリッシャーと広告主に人気のある全画面広告

ページ表示時にポップアップとして全画面に表示されるインタースティシャル動画広告はパブリッシャーと広告主に人気が高く、一般の方々からのエンゲージメントの増加を期待されています。リワード型動画広告も期待されている広告フォーマットの一つです。一般の方々はリワード型動画広告を最後まで見るとアプリ内アイテムや通貨、データ使用量などを手に入れられるため積極的に動画を視聴します。そして、広告主は動画の完全視聴を向上させることを目的に、動画広告やその他広告フォーマットの予算をこのフォーマットへ費やすことも多いようです。

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EMEAやAPACなどの特定地域は広告主にとって大きな可能性を秘めている

EMEA(ヨーロッパ・中東・アフリカ)とAPAC(アジア太平洋)地域のインタースティシャル動画広告とネイティブアドに関する供給体制はDSPの数とともに増加しています。両地域での広告費の増加をよそに、広告フォーマットの使い方次第では一般の方々へのリーチが大きく異なるため、広告主間の競争はより一層激しくなりそうです。

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