Twitter Kit 3のご紹介

Twitterプラットフォームには、さまざまなアプリケーションを開発するために幅広い種類のツールが存在します。Twitter Kitもそれらのツールのひとつであり、開発者の皆さんはTwitter Kitを使ってiOS/Androidのアプリにツイートを表示するめのSDKやTwitter APIを活用することができます。

Twitter Kitは人々の興味を惹きつけるストーリーや瞬間をツイートで効果的に演出します。例えば、開発者の皆さんはご自身のアプリに、サッカーの決勝戦のファンの熱心なコメントや全国紙に掲載される政治家のステートメントなどの、今起こっているできごとに関するツイートを効果的かつ簡単に表示することが可能です。

新しいComposerと利用者認証機能

新しいバージョンのTwitter Kit 3には利用者がコンテンツのリンク、画像や動画を簡単に共有できるように、ツイートを生成する新しいComposerが含まれています（iOSのみ）。また、Android向けには、利用者がTwitterアプリをインストールしていなくても、アプリ内でツイートを表示する機能も追加されています。

Twitter Kit 3を使って利用者を認証する方法は格段に使いやすくなりました。利用者の方々はTwitterアカウント情報でログインしたり、おもしろいツイートをリンク付けしたりするなどのアプリ利用に、ネイティブでTwitterを使って認証されることになります。また利用者はアプリ利用において複数のTwitterアカウントを簡単に選ぶことができます。認証画面はメールもしくはダイレクトメッセージでの許可をサポートしています。これらの認証作業はすべてアプリ上で完結します。

開発者の皆さんがTwitterを通して利用者をご自身のアプリで認証することは、ツイートを表示したり構成する際に、利用者がTwitterで目にしたくないコンテンツの設定をそのままアプリ上でも活用できることになります。

アップデート方法

Twitter Kit 3の利用にはiOS用のCocoaPodsもしくはjCenter for Androidのほか、Twitter Kit Developersサイトから直接ダウンロードする方法があります。

CocoaPodsを通してTwitter Kitをインストールする開発者の皆さんは、自動的に新しいバージョンにアクセスできます。同様に、新しいAndroidのリリースはデフォルトで、Gradle configのソースとしてのjCenterとともにMavenを通して制御されます。もし、Mac用のFabricプラグインを使ってTwitter Kitをインストールしている場合は、CocoaPodsの利用方法、もしくは手動で新しいフレームワークをダウンロードしてください。Twitter Kit 3をインストールした後は、以下の説明をご参照ください。

Twitter KitによるアプリとTwitter APIへのアクセスのメンテナンス

スタンドアローンSDKであるTwitter Kitを有効活用する方法をご紹介するために、Twitter DeveloperサイトにTwitter APIキーを移行します。FabricダッシュボードでTwitter APIキーを作成した開発者の皆さんは、そのキーを適切なTwitterアカウントと連携してアプリの管理を行ってください。開発者は、今年後半に新しくなる予定のDeveloper Platformの機能を最大限活用できるようになり、ご自身のアプリのメタデータとTwitterのツールを活用したAPI使用の管理が簡単になります。

APIキーを連携する必要のあるシステムアドミニストレータの皆さんは、数週間後にメールでこの進捗具合をご確認いただけますが、Fabricアカウントでアカウントコネクションツールにアクセスするとご自身のアプリをすぐ連携することができます。

今後の方向性

Twitter開発者チームはTwitter Kit 3をご提供できることをとても嬉しく思います。Twitter Kitは、Twitter APIを通して、今起こっているできごとに関連するツイートを表示し、人々の考えや想いをストーリーとして提示できるTwitterならではのツールです。

開発者チームは今後数ヶ月で、Twitter Kit 3にさらにパフォーマンスが向上した、新しい便利な機能を提供する予定です。また、近い将来、ゲーム分野でUnityのサポートも予定しています。

Twitter Kit 3に関する情報はアップデートドキュメント、Twitterアカウントとアプリ連携のためのFAQをご参照いただき、ご質問はコミュニティフォーラムでどうぞよろしくお願いします。