Twitter Developer Platformとユーザープライバシーに関して

全てのTwitter利用者の皆さんにとって、このプラットフォームの仕組みや個人データのコントロール範囲を理解することはとても重要なことです。開かれた場で利用者がツイートすることは、公に意見を述べたとみなされ、他の利用者の方がその意見に反応したり、交流を始めたりできます。そのような行動は、Twitter上の体験やサービスに価値を見出す開発者や企業が関心を示す公開されたデータとして蓄積されます。私たちは、彼らがデータを活用して革新的なソリューションを開発できるように、Twitter Developer Platform上でAPIを通してデータへのアクセスを許可しています。

このブログでは、Twitter Developer Platformとユーザープライバシーに関わる、透明性、コントロールと許可されるデータ活用例の3つの大きなポイントをご紹介します。

透明性

いままで開発者向けプロダクトを使ったことがない一般の利用者の皆さんにも、彼らの個人データがTwitter Developer Platform上でどのように使われているかを共有し、知る方法を提供することは私たちの責任です。ヘルプセンターのTwitter APIのページ（英語）には利用者の情報に関して、どんな情報がどのように共有されているかを記載しています。また、私たちはプライバシーポリシーの中でパブリックフォーラムの側面を併せ持つTwitterに関してや、公開された情報が埋め込みツイートもしくはAPIを通してどのように広まるかを詳細に説明しています。

APIプラットフォームは利用者の意思で世界に共有されたTwitterデータに多くの方がアクセスすることを可能にする一方、利用者の皆さんが個人の非公開情報（例えばダイレクトメッセージ）を管理したり、開発者の皆さんがどの情報が非公開なのかを把握することを可能にします。ご留意していただきたいのは、デフォルトの状態ではTwitterデータへアクセスできないことと、私たちはダイレクトメッセージの内容を販売していません。

コントロール

上記の透明性と同様に重要なことは、利用者の皆さんが必要な情報を選択し管理することができる「コントロール」です。コントロールできる情報は以下になります。

• ツイートの非公開：ツイートを非公開にすればTwitter Developer Platformで共有されなくなります。ツイートを公開に設定すればフォロワーにツイートが公開になったり、開発が当該のTwitterデータにアクセスすることができるようになります。
• サードパーティーアプリの管理：利用者はどのアプリとご自身のアカウントを連携するかを管理したり、ダイレクトメッセージのような非公開情報へご自身の代わりにアクセス可能かを選定できます。また、アプリの連携はいつでも取り消すことが可能です。
• 削除情報：ツイートや位置情報が削除されると、開発者はAPIを通してそれらの情報元にアクセスすることはできません。

許可されるデータ活用例

Twitter利用者の皆さんの安全を保つことは最優先事項です。開発者の皆さんがTwitterデータを活用する場合、その最優先事項を反映した私たちのポリシーや活用原則に適合しなければなりません。私たちは開発者が人種や政治思想のようなセンシティブな情報、または想定されていない形で利用者情報を他の個人情報と結合するような行為を認めていません。その他、どのような行為がTwitter Developer Platformで容認されないかという詳細に関しては開発者利用規約をご覧ください。私たちのポリシーによって違反とみなされた開発者は、凍結を含む強制措置の対象となります。

これらのポリシーや手順は幅広い開発者のニーズに合わせて作られています。そのニーズは単に1回のプロジェクトのためにTwitterデータを活用するケースから、世界規模のソフトウェアを展開し、データからインサイトの抽出や分析ツールの開発を行っているケースまでさまざまです。一般の利用者のデータを保護することを目的に、開発者の皆さんは、エンタープライズおよびプレミアムAPIを通してTwitterデータにアクセスする場合は、私たちの厳格な審査と許可のプロセスを経る他、アクセスを許可された後もポリシーへの適合を定期的に審査されます。今後数ヶ月の間、私たちはこの審査と許可のプロセスに関して詳細なアップデートをする予定です。

最後に、私たちはこれまで以上に開発者の皆さんが利用者の皆さんの役に立つソリューションの開発が進化することをサポートし、Twitter上のデータとプラバシーの保護を最優先課題として注力していきます。