#Transparency: より高い透明性のための戦い

金曜日, 2014年8月1日金曜日

本日、第5回目の #Transparency ( 透明性 ) に関するレポート ( 英語 ) を発表しました。各項目では各国政府と世界中の著作権所有者より送られた情報開示請求について、より有意義で建設的な情報を提供することを目的としています。

しかし、国家安全保障局からの要求により、前回まで公開してきた内容のうち、1点がなくなりました。

Our new report shows a steady increase in global requests for account information, content removal, and copyright takedowns. — @policy

 ( 今回のレポートではアカウント情報の開示請求、コンテンツの削除、および著作権に関する異議申立てが世界中で増加しています。)

前回のレポートでお伝えしたとおり、国家安全保障の要求に関する透明性の情報を提供していくために、今年はじめにワシントンで米国司法省 ( DOJ )と連邦捜査局 ( FBI ) の担当者と話し合いの機会を持ちました。具体的には、もし政府が実際の要請件数の開示を許可しない場合、Twitterのユーザーにとって意味があり、国家安全保障の懸念には及ばないリクエストについて公表する自由をお願いしました。 また、国家安全保障の要求が特定のカテゴリーに該当する場合、「ゼロ要求」と示すことができるようにも求めました。

残念ながら、司法省の規制について合意には至りませんでしたが、4月上旬、透明性に関するレポートの中間発表の下書きを司法省に送り、記載されている国家安全保障の要求に関する情報について、( もしあれば ) どの情報に分類されるのか、されないのであれば、公開できない理由を合法的に示し、該当するカテゴリーを提示するように求めました。その後90日以上経過しましたが、回答はまだありません。そこで、Twitterではユーザーの皆さんにより透明な情報を提供するためにさまざまな法的な選択肢をとりはじめています。パトリック・リーヒ−上院議員 ( D-VT ) が紹介した最新版のUSA FREEDOM Act of 2014により、政府の監視に関する特定の側面を改革し、Twitterはユーザーの皆さんに、より透明性の高い情報を提供することが可能になると思われます。

We are weighing our legal options to provide more transparency to our users. — @policy

 ( Twitterはユーザーの皆さんに、より透明性の高い情報を提供できるようにさまざまな法的な選択肢を活用しています。)

 今回のレポートでは世界中でアカウント情報、内容の削除、著作権に関する異議申立ての数が増加しています。今年1月から6月の間に、アカウント情報について2,058件のリクエスト( 前年比46%増 )を受け取りました。送信してきた国は54カ国、うち8カ国は以前にもリクエストをしてきた国です。内容削除については432件( 前年比14%増 )が31カ国より送られ、うち3カ国が今回はじめてリクエストしてきた国でした。著作権に関する異議申立て件数はTwitteとVineの合計で9,199件( 前年比38%増 )でした。
今回のレポートではより多くの情報を提供するために、すべてのカテゴリーの正確な数値と、アカウントを特定するための過去のデータなどを取得しました。加えて、アメリカ合衆国からのアカウントの情報に関するリクエストの膨大なデータの分析を進め、アメリカについてのレポートでは 1)州・準州ごとのリクエスト、2)司法省を通して司法共助条約を提出した国のリスト、を追加しました。また今年中にはこの透明性に関するレポートが記載されたサイトを12か国語で公開できるように作業を進めています。

詳細についてはこちらのレポートをご参照ください。