影響力がここまで…

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水曜日, 2009年6月17日水曜日

Twitterはメンテナンスによるサービスの休止から復活し、ネットワークの容量が格段に増えました。米国時間で6月15日の夜から翌日の昼に延期したメンテナンスは、われわれが予想していた所要時間のわずか半分で終了しました。

昨日、われわれはネットワークプロバイダーとこのメンテナンスの時間変更について話し合いました。変更という結論に至ったのは、イランにおいてTwitterが重要なコミュニケーションと情報ネットワークとして急速に重要な役割を果たしてきており、現地で今起こっている事態と直接結びついていると判断したためです。非常に難しいとまでは言わなくても、当然不可能と思われたにも関わらず、われわれは共に今回の日程変更に踏み切りました。この世界的に極めて目を引く非常事態の中でも、Twitterのサービスを提供し続けることはわれわれTwitter、そしてNTT America(NTTの米国法人)にとって当たり前にしなければならないことなのです。

われわれのような設立からまだ2年目の企業が、このように世界的に意味があり米国政府も重要性に注目するような役割(訳注)を果たしていることを考えると恐縮します。ただし、今回のわれわれの決定過程において、アメリカの国務省が関与したわけではありません。とはいえ、われわれも政府もTwitterのようなオープンな情報交換は、まぎれもなく世界中で影響力を持っている、と共に認めています。

(訳注)原文では、「今般のイランでの選挙に関する暴動において、アメリカ政府がTwitterに接触し、メンテナンスを遅らせるよう促したことを明らかにした。イランでは、Twitterを市民が主張する為の重要な手段として利用している。」と述べているロイター通信の記事を引用しています。英語の原文はこちら