トレンドの対象になるもの、ならないもの

木曜日, 2010年12月9日木曜日

2008年の夏 (リンク先は英語)、 Twitter がトレンド機能を発表してからよく聞かれる質問の中に「何故○○○は、トレンドの対象にならないの?」 (リンク先は英語) というものが多くあります。
これは、 #justinbieber#adamlambert から #flotilla#iranelection#demo2010 など様々なテーマで質問されてきました。

そのような中今週は、 Twitter が、 #wikileaks#cablegate など WikiLeaks に関連するキーワードをトレンドリストから意図的に外しているのではないかという質問を皆さんからいただいています。

まず、お答えします。そのようなことは一切ありません。
実際以前に、 #wikileaks#cablegate を含めた彼らに関連した言葉は、世界中もしくは一部の地域でトレンドとなっていたことがあります。

今回 #wikileaks の混乱が広まったことを受け、私たちがどのように Twitter の「トレンド」を計測しているのか、そしてなぜリストにあがらない人気のキーワードがあるのかについてご説明したいと思います。

「トレンド」とは何か?
「Twitterトレンド」は、皆さんが今まで話していたことよりも、より「今」話されている話題を自動的に抽出するアルゴリズムが組まれています。トレンドリストは、皆さんがリアルタイムに、世界中の最新のニュースを見つけていただくためにあります。そのため、何が一番人気なのかというだけでなく、一番ホットな最新話題をリストにあげています。
別の言い方をすると、 Twitter は、人気度よりも目新しさに、より注目しているのです( BuzzFeed が今週始めに、great article & infographic で言及したものを引用。リンク先は英語です)。

どのトレンドが「トレンド」となるのか?
現在、トレンドとなりえる Twitter ユーザーからのツイートは、毎日9500万を超えています。私たちは、 Twitter で話されている大量の言葉を常にトラックしています。そして、その中から特に多くツイートされているキーワードをトレンドリストにあげています。

ときには、皆さんが考えている程その話題に人気がなく、トレンドリストにあがらないものもあります。また、ときには人気のある言葉でも、普段その話題についての会話が十分に広まっていないため、トレンドリストにあがらないこともあります。これが、今週 #wikileaks に起きたことなのです。