アメリカ大統領選 #Election2012

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火曜日, 2012年11月6日火曜日

日本のメディアでも頻繁に取り上げられているアメリカ大統領選。ついにその日がやってきました。

今回の大統領選は「Twitter Election(Twitter選挙)」と呼ばれることが多いようです。なぜそう呼ばれるのかを簡単にまとめてみました。

2008年の選挙の時には合計約180万ツイートありました。今年は90分の討論に1,000万ツイートが行われたことと比較すると、この4年間の間に政治に関するツイート量が大幅に増えたことがよくわかります。政治にこだわらず、全体的なボリュームを比較しても2012年の48時間内のツイート量は、2008年の合計ツイート量と同じくらいです。

今回の選挙で実際にTwitterがどんなふうに使われたかを見てみましょう。日本でも、官邸や省庁、また最近では多くの市町村や政治家もTwitterを利用されていますが、アメリカでもホワイトハウスを始め、多くの政治機関がTwitterを上手に利用しています。

大統領選に関係する主なアカウント
@BarackObama
@Obama2012
@MichelleObama
@JoeBiden
@MittRomney
@AnnDRomney

党大会
大統領選のラストスパートが始まる8月と9月の民主党と共和党の党大会でも、Twitterはとても利用されました。この期間にもっともリツイートされたものは、共和党をサポートする俳優クリント・イーストウッド氏の「Empty Chair(空の椅子)」スピーチに対するオバマ大統領のツイートです。55,000以上のリツイートがありました。

討論会
アメリカ大統領選には、副大統領候補討論会を含めて4回の大きな討論会がありました。どの討論会もとても盛り上がるのですが、もっとも盛り上がりが大きかったのは、日本時間の10月3日にコロラド州で行われた第1回討論会でした。この討論時間内には1千万ツイートがあり、リアルタイムでのコメントや分析の他、どの候補者がなんと言ったかの事実確認なども行われたようです。

このコロラドの討論会を始め、その後のすべての討論会が盛り上がりました。10月22日にフロリダ州で行われた最後の討論会でも650万ツイートが起こっています。

Twitterが行ったこと
また、TwitterのインデックスではTwitter上で両候補がどのように考えられているかを表示しました。このページは政治評論家や投票者たちが両候補をどのように見ているかの分析などにも利用されています。

またTwitterは、先週、候補者のツイートに対してどのように反応しているかを州ごとに分けて見られるものも公開しました。例えば、このページの検索ボックスに「Tax(税金)」「China(中国)」などのキーワードを入れると、両候補の関連ツイートが、ユーザーの反応の大きさ順に赤と青のグラフ上に表示されます。そのツイートがどの州でどのくらいの反応を起こしたかがひと目で分かるようにしました。

今回の選挙戦では、メッセージの効果をより高めるためにTwitterの広告商品も利用されました。共和党のロムニー候補が大統領選のために初めてプロモトレンドを利用しました。また、日本でもお馴染みの「セサミストリート」で有名な公共放送サービス(Public Broadcasting System @PBSが「Big Bird」というキーワードでプロモツイートを使っています。

大統領選挙にご興味のある方はこちらの #election2012 のページでお楽しみ下さい。