ハイチからのゲスト寄稿

投稿者 Twitter Japan
木曜日, 2010年10月28日

私たちは最近、 Luke Rennerに会う機会がありました。彼は、アメリカ人がハイチに居住するストーリーや、今年発生した地震による被害状況などを共有してくれました。
Lukeは、「 Caribbean Institute of Media and Technology 」という組織をハイチで運営しており、そこで地域の方々に、最新のテクノロジー情報を教えています。
ここからは、実際の彼の言葉による、とても素晴らしいお話をご紹介したいと思います。

ハイチでのTwitter

2010年1月12日、それはハイチが記録的な大地震にみまわれた日です。
午後4:53、私の家が大きく揺れ始め、それはハイチの北海岸一帯を襲いました。
そして、Twitter は予想だにもしなかった形で、私たちの生活の一部となったのです。
地震が起きた瞬間、ハイチ中の電話は利用不可能な状態になり、外部との通信ができなくなってしまいました。そんな中、ハイチの外にいる私たちの仲間とつながっているのは、私が以前登録をして、その後休眠状態にあった Twitter アカウントでした。ここから、私の Twitter との付き合いが、全く異なる形で始まったのです。

まず何よりも先に行ったことは、私たち自身が、「何が起こったのか」を明確にすることでした。そして、どのような危険が迫っているのかを把握することでした。 Twitterは、これを可能にする唯一の一番効果的な方法となりました。
自分たちの輪の中だけでEメールでやり取りをする以上に、私たちは Twitter を使って、私たちが会ったことさえない人たちも含め、より多くの人たちとコミュニケーションを取り、それぞれが本当に必要としているものを、明確に伝え合うことができたのです。

物語を伝える

常に変化していく状況の中で私たちの居場所が定まってきてからは、Twitter に、私たちが経験した出来事を伝えることを始めました。夜が明ける前に、私は @AnnCurry と電話で話し、ハイチからいくつかのビデオを最初に配布したところ、 Twitter で私たちが投稿したリンクを辿ったメジャーな国際報道機関から数え切れないほどのインタビューを受けることとなりました。
Twitter は、私たちの状況を世界中に広めてくれたことは間違いありません。

今まで、私は個人的にたくさんの Twitter 上でのやり取りを見て、参加してきました。
時間、機会、人生そのものを良い方向に導き、そして(私が信じるには、)ハイチの地震で亡くなった方々の人生そのものにも深く貢献したのではないでしょうか。
何カ月にも及ぶツイートを通じて私が学んだことは、ネットワークを構築する前の状態で、人々を繋いで結集させるという Twitter のあり方を本当の意味で感謝するためには、個人レベルでの体験が必要だということです。

(下記の動画は英語です)

「小さな変化」それが全て

Twitter は本当に素晴らしく平等です。 The Caribbean Institute of Media Technologies のハイチの学生であるSylove Jean (@cimtlove)の言葉について考えてみます。大統領が地震について発言する前に、 Sylove Jean は全世界に対して発言をしていたのです。 Sylove Jean の発言は、ニュースクリップ (リンク先は英語) として私たちが2010年1月12日に Twitter に投稿し、主要なニュースネットワークに取り上げられたのでした。 Sylove Jean は Twitter にまつわる体験をこちらでもっと話しています

こうした出来事は、考えを根本から変えさせます。

今日、 Twitter の利用者は日々進化し続けており、より情報化され、より良いポジションの中で、増え続ける様々な貢献者によってますます前進しています。
地震以降にツイートを始めたユーザーが、最近のハイチでのコレラ発生に関するツイートをするのを見て、大きな違いを感じ、私は非常に興奮しました。

現在の #Haiti の会話をフォローすると、ハイチ人は Twitter が大好きで、地震後には、私たちが思いつかなかったような方法で、問題を個人レベルで活発に解決している、ということが即座に分かります。コレラの問題を評価し、レポートし、まさに現場を知るハイチ人によって活発にやり取りされている状況を見て、私は感謝の気持ちとともに嬉しく思いました。ハイチの希望の大統領候補、 @CharlesHBaker も、 Twitter を使って問題と戦っていました。

Twitter は命を救うか?

これはよく聞かれる質問なのですが、実はあまりよく考えられてきませんでした。
答えは、「Yes」と「No」の両方です。災害の後、私は被災地で生活をしましたが、 Twitter は一度として水や食べ物、生命を救うような薬品を誰かに手渡したことはありません。 Landina の赤ちゃんがお母さんと6カ月ぶりの再会を果たした時、 Twitter がそこにいた訳ではありません。 Twitter がテントを運んだり、コンクリートの山を運んでくれたことはありません。

Twitter がした事は、全く異なる人生を歩んでいる人、信じられない位の幅広い経験、能力、リソースを持った全く見知らぬ人、自分の知りうる世界の外での意義深い関係性やネットワーク、そういったものと私たちを迅速に繋いでくれたことです。そして、これらのコネクションこそが、 Twitter 上でのやり取りをする機会を生み出し、それが必然的に繰り返されることで、結果として人の命を救うことになりました(水や食べ物、衣料品、その他の実践的な取りこみなど)。私たちの YouTube チャンネルではこれらのやり取りの例を確認することができます。

Twitter は、繰り返し「何かのきっかけを作るもの」として機能してきました。
それは、潜在的なエネルギーを行動に変え、どこにでもいる普通の人をポジティブな社会変化の「中心者」に変えてきました。政策に影響を与え、行動を引き起こし、システマティックな変化にモチベーションを与え、進展を促進するのは Twitter において基礎的なことです。
そしてさらなる驚きは、彼らが私たちを待っていたように思えることです。
単に理解していないだけという人がいる一方で、良く理解している人は自分の仕事と、より良い社会に向けて道を切り開くのに忙しいものです。私はかつて前者のグループに所属しており、批判的で何も信じていませんでした。ハイチでの壊滅的な地震後の私の新たな発見から、 Twitter をどれだけ必要としているのかを表現することは難しいとは思います。
でも、私は、かつては見えていなかったものが、今ははっきりと見えます ; そう、「改革」はツイートされ始めているです。

Luke Renner
@Firesidelnt