英国新聞記者のアカウント凍結について

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木曜日, 2012年8月2日木曜日

オリンピックの開会式が行われた7月27日の土曜日に出されたツイートにより、Twitterがひとりの英国新聞記者のアカウントを凍結しました。この件に関する概要をこちらにご報告させてください。

米国時間の7月27日、世界各地のテレビでオリンピックの開会式がライブで放映されたのですが、アメリカではこの放映権を持っていたNBCがライブ放送を行いませんでした。これに関し、米国にいらっしゃる英国新聞記者の方がNBCの社員の名前とメールアドレスを入れたツイートをされました。

Twitterの規約では他人のメールアドレスをツイートすることは個人情報のルールに抵触します。よって、NBCからTwitterにこの件の連絡をいただいた後、この記者のアカウントを凍結しました。今回のオリンピックにおいて、NBCとTwitterは米国内でパートナーとして仕事をしている背景もあり、この記者のアカウントが凍結されたのはTwitterがNBC寄りであるからだ、という意見が多くみられました。

Twitterは、ユーザーの方が、事前に断りなく他のユーザーの方にメールアドレスをツイートされた場合、アドレスを書かれたユーザーの方がTwitterに調査を頼まれる権利があると考えています。

しかしながら、今回の件においてはTwitterはしてはいけないことをしてしまいました。それは、この記者のツイートにアドレスが入っていることを発見し、NBCにTwitterに連絡するように忠言した人間がTwitterの中の人間であった部分です。これは中立の立場であるTwitterが行なってはいけない行動でした。

この記者のアカウントは、NBCからの削除要請取り消しにより、凍結が解かれています。

以上が今回の件の概要です。今後はこのような誤りを起こさぬよう、十分注意いたします。ユーザーの皆さまには、中立の立場を保つべきTwitterが間違った行動をとったことを心からお詫び申し上げます。