アカウントが「のっとられない」ように

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火曜日, 2013年5月21日火曜日

とても残念なことに「Twitterのアカウントののっとりが流行っている」というような記事が目につきます。もっと残念なことに、本当にアカウントがのっとられてしまった方々がいらっしゃいます。このようなことにならないようにどうしたらよいかを、再度ご案内させてください。

「のっとり」のほとんどはパスワードの問題です

アカウントが誰かにのっとられてしまったという場合、ほとんどのケースはそのアカウントのパスワードの問題です。


1: 誰がそのパスワードを知っていますか?
特に会社やブランドのアカウントの場合、ひとりではなく、数人がパスワードを知っていることが多いと思います。

a) 現在、誰がパスワードを知っているかを確認しましょう。部署異動でもうそのアカウントに関係していない方がまだパスワードをもっている可能性はありませんか?すでに退職された方にアカウントへのアクセス権があったりされませんか?
b) ポストイットに書いたパスワードをパソコン周りに貼ってたりされませんか?
c) 本当にアカウントに関係している方だけが最新のパスワードを知っているようにしましょう。


2: どんなパスワードを使っていますか?
今どきお誕生日をパスワードにしている方は少ないと思いますが(まさかですよね??)、簡単な英単語ひとつをパスワードにしている方もお気をつけください。

a) メディアや有名なブランドなどのアカウントがのっとられると、混乱もより大きくなります。よって、ハッキングしてみようと思う人たちの対象にもなりやすくなります。まさか、会社名をそのままパスワードに使っていたりしませんよね?パスワードには英数字と記号を混ぜた長めのものをおすすめします。
b) 英単語をパスワードにしている方は、単語を複数つづける、特定の英語の文字を数字や記号に置き換えるなど、できるだけ複雑なパスワードに変えましょう。


3: ひとつのパスワードを他のサービスにも使っていませんか?
たくさんの複雑なパスワードを覚えるのはなかなかたいへんなことです。でも、ひとつのパスワードをいくつものサービスに利用している場合、もしそのなかのひとつのサービスのパスワードが流出してしまったら、他のサービスへのアクセス権も手に渡ってしまうかもしれません。とても面倒なことですが、できるだけひとつのサービスにひとつのパスワードにしておくことをおすすめします。


ついでに以下もご確認ください。


4: Twitterのアカウントをどのサービスと連携させているか把握していますか?
TwitterではないけれどTwitterのアカウントでログインできるサービスを利用された記憶はありますか?どのサイトやアプリと連動しているか把握していますか?連動させているアプリの確認は「設定」の「アプリ連携」で確認することができます。https://twitter.com/settings/applications 連携させた記憶がないものや、もう連携させなくても良いものがはいっていたら、ボタンをクリックして連携の許可を取り消しておきましょう。


5:URL付きのツイートやDMに注意していますか?
Twitterは安心してご利用いただけるように、フィッシングメールなどを減らす努力を続けています。しかしながら、そのようなメールが絶対に送られてこないとは限りません。例え知り合いからのメールでも不審に思った場合は、急いでURLをクリックすることはやめましょう。


Twitterだけに限らず、インターネットのサービスを安心して使うためにはパスワードはとても重要なものです。簡単なパスワードを利用されている方はこの機会にパスワードを変えてみませんか?