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新型コロナウイルスに関する公共の会話を保護するための取り組みの強化

月曜日, 2020年3月9日月曜日

世界中で新型コロナウイルス(以下、COVID-19)の感染拡大を封じ込めるための取り組みが行われているなか、Twitterも役割を確実に果たすべく、先日、社員向けのトラベルポリシーの改訂を行いました。同時に、関係各所との協力関係の構築、公共の場の会話の保護、人々が当局による情報を見つけやすくする援助、救済基金の立ち上げ、無償での広告サポート、人々が正しいメッセージを正しい情報源から得られるようにする取り組みに、全社をあげて尽力しています。

相当数の専門家組織、各国政府の公式アカウント、医療担当者、疫学研究者がTwitterを利用するようになっており、Twitterとしては信頼できる情報を重点的に表示し、できるかぎり正確な情報を届けること目指しています。

COVID-19関連の検索表示機能をグローバルに拡大

Twitterでは今年1月にCOVID-19と正式名称が設定される6日前から、本事案に特化して検索機能の拡張を続けています。Twitterを利用してCOVID-19について情報を得ようとした時に、信頼できる公式情報が一番上に表示されるようになっています。また、継続的に会話をモニタリングし、スペル間違いも含め、検索拡張機能の対象となるキーワードの精度を高めています。

各国でこうした取り組みを立ち上げるなか、Twitterは各国の保健機関や国連保健機関(@WHO)とも連携を直接図っています。すでに50近い国において、検索結果への公的機関からの情報の表示について各国の公的機関と正式にパートナーシップを結んでおり、今週中※には範囲を中東や北アフリカ、サハラ砂漠以南のアフリカ地域にも拡大する予定です。(※本ブログは米国で3月4日に公開されています)

現在、TwitterがCOIVD-19に関するパートナーシップを結んでいる国・地域は、下記のとおりです:

日本、アルゼンチン、オーストラリア、オーストリア、ボリビア、ベルギー、ブラジル、カナダ、チリ、コロンビア、コスタリカ、デンマーク、ドミニカ共和国、エクアドル、エルサルバドル、フィンランド、フランス、ドイツ、グアテマラ、ホンジュラス、香港、インド、インドネシア、アイルランド、イタリア、マレーシア、メキシコ、オランダ、ニュージーランド、ニカラグア、ノルウェー、パナマ、パラグアイ、ペルー、フィリピン、シンガポール、韓国、スペイン、スウェーデン、スイス、台湾、タイ、英国、ウルグアイ、米国、ベネズエラ、ベトナム

公共の会話の保護

公衆衛生上の緊急事態において、ユニークかつオープンなサービスが威力を発揮することは明らかです。Twitterの持つ速報性やボーダーレスな性質が緊急情報を発信する機会を増やし、結果として世界中の専門家から発信された最新情報に確実にアクセスできる機会を提供します。

こうしたミッションを実現するため、TwitterのTrust & Safetyのグローバルチームはいかなる違反も認めない方針で、この重大な局面において、プラットフォームを操作したり、Twitterのサービスを悪用しようとするあらゆる行為に対して、引き続き断固とした手段を講じます。現時点では組織的なプラットフォームの悪用は確認されていません。一方で、トレンド、検索など一般的なTwitterの機能を悪用しようという行為を未然に防ぐために、大幅な投資を行っており、また現在も警戒を続けています。これまで通り、政府や学術機関からの建設的でオープンな情報の共有を歓迎し、Twitterも一体となってこの分野における取り組みを進めていきます。

さらに、「イベント」表示領域にCOVID-19に関する信頼できる情報が含まれるようになりました。日本、韓国、オーストラリア、ブラジル、カナダ、コロンビア、エジプト、インド、アイルランド、メキシコ、ニュージーランド、サウジアラビア、スペイン、UAE、英国、米国で、すべてのユーザーのホームタイムラインの一番上に、こうした情報を表示するようにしています。

#AdsForGood を通じた支援と追加の保護対策

Twitterでは不適切なコンテンツに関するポリシーにもとづき、広告主がCOVID-19の感染拡大に乗じて不適切なターゲット広告を行うことを今後、全面的に禁止します。公衆衛生に関する情報を広めたい公的機関に対しては、COVID-19に関するプロモーション広告を認めます。

また、広告を社会貢献活動に活用するプログラムであるAds for GoodのクレジットをNPOに提供し、ファクトチェックを行い信頼できる保健情報を広く提供できるようキャンペーンを展開します。例えば、Twitterは国際ファクトチェックネットワーク(IFCN/@factchecknet)に参加し、ファクトチェックやデータジャーナリズムの手法を用いて公共の会話での誤った情報の影響を抑えることを専門とするスペインの@maldita_es@malditobuloに対する支援を行っています。アジアでは台湾ファクトチェッキングセンター(@taiwantfc)と提携し、Twitterで#CoronavirusFactsを介して世界中のIFCNのファクトチェッカーと接続できるようにして、中国語の信頼できる情報や誤ったうわさをリアルタイムで判別しています。

関係各所との連携強化

Twitterのグローバル公共政策チームは、世界保健機関(WHO)、世界各国の政府や公衆衛生機関、当局者をはじめ、多国籍な関係機関と良好なコミュニケーションを築いており、それぞれのアカウントのトラブルシューティングや専門家の認証取得など彼らがTwitterの力を活用して危害の発生を抑えられるよう、戦略的アドバイスを確実に提供する体制を築いています。

また、業界各社とも密接な連携を図っており、部門の枠を超えてさまざまな会合に参加していきます。Twitterはユニークかつオープンなサービスであり、Twitterのデータは日々、さまざまな研究に用いられており、Twitterの 研究者用サイトも一般に公開されています。Twitterのデータを利用してCOVID-19の研究を支援するアプリの開発を歓迎します。今後、 #DataForGoodのパートナーシップを拡大し、Twitterのデータプロダクトによって現在のような公衆衛生上の緊急事態の学術的理解やNGOによる事態の把握をどのようにどのように強化できるのかも検討していきます。

ドネーションマッチングを通じた支援

Twitterでは社内でCOVID-19に関するドネーションキャンペーン専用ページを設け、社員がドネーションマッチング制度を通じて人道上のサポートや救済に向けた世界中の取り組みへの寄付が行えるようにしました。Twitterの社員は誰でも関連の非政府組織に寄付をすることができ、Twitterは社員1人当たり最大2,000米ドルを上乗せします。

皆さんが今できること

今回のような事態が発生した時、以下のようにTwitterをご活用ください。まず、世界保健機関@WHOや厚生労働省@MHLWitter、地域の公的な保健機関のアカウントをフォローして公式の保健情報を入手し、噂話などに惑わされないようにしてください。疑わしい情報や悪質な情報を目にした場合は、直ちに報告してください。何より重要なことは、一旦落ち着いて考えてからツイートすることです。TwitterモーメントにはCOVID-19に関するコンテンツがまとめられており、世界中で、今、何が起こっているのかを確認できるようになっています。教育関係者や保護者の方は、国際連合教育科学文化機関@UNESCOとのパートナーシップで作成したメディア情報リテラシーガイドを参考にしていただけます。

Twitterでは変化する状況に応じて情報をアップデートしていきます。Twitterの役割を着実に果たしていくことをお約束します。詳細については、@TwitterSafety@Policyをフォローしてください。

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