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ヘイト行為に対するTwitterルールのアップデート

投稿者 ‎@TwitterSafety‎
木曜日, 2020年12月3日

本ブログは2019年7月10日に公開した投稿を、新たに追加されたルールの変更を反映して米国時間2020年12月2日に更新したものです。

Twitterでは利用者の皆さんが安心してTwitterをお使いいただけるようTwitterルールを設け、Twitterが使われている世界の現状を反映させてこのルールを常に進化させています。私たちが最も重視しているのは実社会における直接的な危害に対処することであり、人間性を否定する言葉はそうしたリスクを増大させることが調査*によって明らかになっています。

私たちは会話の公共性に寄与するため、行動や課題の変化に対応したTwitterルールを策定しており、グローバルな視点を考慮して、Twitterのポリシーが異なるコミュニティや文化にあたえる影響を考えることが重要であることを理解しています。2019年以降、Twitterは利用者の皆さんや外部の専門家、社内チームからのフィードバックを重視し、ヘイト行為に関するTwitterポリシーの構築について、皆さんに継続的にお知らせしてきました。

 

ヘイト行為に対するTwitterポリシーの対象範囲の拡大

Twitterでは利用する皆さんにTwitter上でさまざまな意見を自由に表現するよう促す一方で、継続的に一切の攻撃的な行為やハラスメント、ヘイト行為を禁止しています。2019年7月に、Twitterはヘイト行為に対するポリシーの範囲を広げ、宗教や階層にもとづいて人間性を否定する言葉を対象に含めました。さらに2020年3月にルールを拡大して、年齢、障がいや病気にもとづいて人間性を否定する言葉もポリシーの対象に含めました。本日以降、Twitterはヘイト行為に対するポリシーの範囲をさらに広げて、人種や民族、出身地にもとづいて人間以外のものに置き換える言葉の使用も禁止します。

今後、以下のようなツイートについて違反報告があった場合、Twitterはこれらのツイートを削除するよう求めます。また、報告以前の検知や自動検出を通じて、潜在的に暴力的なコンテンツの検知を継続していきます。ルール違反が繰り返された場合は、アカウントの一時的な凍結や停止といった措置をとることがあります。Twitterの強制的措置の詳細については、こちらをご覧ください。

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Twitter上のヘイト行為に対するTwitterのアプローチについて

Twitterルールはサービスを利用するすべての人に期待することを示すもので、私たちが目にするオンラインでの行動や発言、経験の変化に合わせてアップデートされます。繰り返し行う調査にもとづいてTwitterルールを拡大するだけでなく、幅広い意見をしっかりと考慮に入れていくために、常に見直しを行い、利用者の皆さんからのフィードバックを取り入れてきました。

このアプローチを繰り返すたびに、文化的なニュアンスへの理解を深め、一貫して規則を実施できるように努めてきました。

こうした知識や情報の一部は、さまざまなコミュニティや文化を待つ世界中のTwitter利用者の皆さんからのフィードバックによって得られたものです。これまで最も一貫して寄せられてきたフィードバックは、以下のようなものがあります。

  • 要件の明確化:あらゆる言語で、ポリシーをより詳細に規定しつつ、違反事例をより多く提示し、いつ、どのような文脈を考慮するのかについての説明を加えることで、Twitterのポリシーは改善されるとTwitterの利用者は考えていました。こうしたフィードバックを今回のルールをアップデートする際に取り入れると同時に、より詳細な説明を加えてルールの明確化を図りました。
  • 対象を絞り込むこと:アンケートの回答者からは、「特定可能なグループ」という表現は対象が広すぎるので、人間性を否定する言葉と政治的グループやヘイトグループ、その他社会的に主流派ではないグループを関連づけるべきだという意見が寄せられました。多くの人が、「ヘイトグループについては、いつ、いかなる方法であっても恐れることなく非難できる」ことを求めていました。一方で、ファンや友人、フォロワーに対しては親しみを込めて「kittens(子猫ちゃん)」、「monsters(モンスター)」と呼べるようにしてほしいというケースもありました。
  • 一貫した措置をとること:多くの利用者から、公正さや一貫性をもって措置をとるTwitterの執行能力に対する懸念が提起されました。そこでTwitterでは担当チームがより多くの情報を取り入れる準備をした上で利用者からの報告の調査にあたるよう、長期間に渡る徹底的なトレーニングプロセスを構築しました。

なおこれらの改善があったとしても、まだ間違いがあるであろうと考えます。私たちの過ちを正し、今後同様の過ちを防ぐために、執行プロセスと異議申し立てプロセスの両方をさらに強化するための作業を継続していきます。

 

信頼できるパートナー

私たちは、すべての問題に対する答えが出せるわけではないことを認めています。そのため利用者の皆さんからのフィードバックに加えて、Twitter Trust & Safety協議会と同様に、この分野での深い専門知識を持っている世界中の専門機関と提携しています。

今回のアップデートにあたって、人種、民族、出身国など、より複雑なカテゴリーを対象とした人間以外に例える言葉への対処を検討するために、外部の専門家からなるグローバルなワーキンググループを立ち上げました。このグループは、私たちが直面するであろう課題に対して最終的に次のような質問に答えるために役立ちます。

  • 一般的に差別的だと考えられる用語の使用を含め、社会的に主流派でないグループ内で交わされる会話をどのように保護するのか?
  • 前後の背景を十分に考慮し、違反の重大さなど必要な要素を反映したうえで適切な範囲で相応の強制的措置をとるにはどうすれば良いのか?
  • 保護対象の特定のグループが歴史的に少数派であるかどうか、また現時点で直接的な危害の標的にされているかどうかという点を、危害の深刻さを評価するうえでどのように考慮に入れられるのか? また、そうすべきか?
  • 異なるグループ間で作用する可能性のある力関係にどのように対応すればよいのか?

「地域コミュニティにおける私たちの活動は、私たちが寄与する多様なコミュニティや研究機関、政策立案者の間で確実に社会的な結束を高める方法についての批判的思考に役立っています。私たちは信頼できるパートナーとしてTwitterと協力し、移民グループに関連する文化的・地域的なニュアンスが、ヘイト行為に対するポリシーのアップデートにおいて確実に考慮されるよう、取り組みました」— Roses of Peace(信仰・信条の垣根を越えてシンガポールの結束力と回復力を高めることを目的とした宗教間組織)

これらはいずれも極めて難しい領域であることに違いなく、Twitterでは保護対象のその他のグループにまたがるルールの拡大は、慎重かつ効果的に行いたいと考えています。

Twitterは今後もグローバルコミュニティに貢献し、ポリシーやプロダクトの開発およびその機能について、利用者の皆さんの声を確実に活かした形でTwitterを構築してまいります。私たちは、現在直面している課題をよりよく対応するために、Twitterポリシーを進化させ、拡大する機会を探し続けていきます。また、Twitterを誰にとってもより安全な場にするため、そして他のあらゆる取り組みについても、皆さんに定期的に@TwitterSafetyでお知らせしていく予定です。

*人間性を否定する言葉とオフラインでの危害との関係性に関する調査・研究の例(英語)

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