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Twitter認証プログラム再開の計画と今後の予定について

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金曜日, 2020年12月18日金曜日

先月、Twitterは2021年に認証プログラムを再開する計画を発表し、新たな認証ポリシー案を公開して、今後のポリシー構築に向けて皆さんからのフィードバックを募集しました。この新しいポリシーは将来の運用の基盤となるもので、今後、認証の意味や資格、プロセスをより公正なものにするために、アカウントが認証を失う可能性がある理由などを定義します。

皆さんからのフィードバックは、Twitterのポリシー開発プロセスの重要な部分を占めます。それは世界中の人々にオープンなサービスとして、確実に利用者の声をTwitterのポリシーに反映したいからです。フィードバックの募集を始めて2週間で22,000件以上の回答があり、ポリシーの改善方法について非常に多くのヒントを得ました。この場をお借りして感謝を申し上げます。

 

フィードバックに基づいたポリシーの構築について

今回の皆さんからのフィードバックに基づいて、Twitterではいくつかの点について、新たな認証ポリシー案に修正を加えました。

  • プロフィールの「完全性」という基準は厳しすぎるという意見があり、定義を改訂してプロフィールの自己紹介やバナー画像の表示を要件から外しました。
  • ウィキペディアへの参照を改め、百科事典が公表している表記や一般的な記事の品質基準に沿ったものにしました。
  • 「ニュース」カテゴリのタイトルを「ニュースとジャーナリスト」に、「スポーツ」カテゴリを「スポーツとeスポーツ」として明確にし、より包括的にしました。また、「活動家、主催者、その他の影響力のある個人」カテゴリにデジタルコンテンツ制作者をより明確に含めるための言及を追加しました。
  • 国ごとにフォロワー数の最低要件を測定するのは必ずしも正しいアプローチではないというフィードバックをいただきました。地域ごとのフォロワー数要件をスパムの影響を受けにくくし、地域間での公平性を高めるために、地域ごとに更新しました。

 

多くの人から学識者や科学者、宗教指導者などの認証カテゴリーを追加すべきだという意見があり、この件については2021年のうちにポリシーの追加を検討する予定です。2020年3月以降、Twitterは世界の公衆衛生当局と協力して、COVID-19についてツイートしている専門家の識別を行ってきており、協力の一環としてすでに数百のアカウントを認証しています。今も続く公衆衛生上の危機に対し、情報の信頼性向上に取り組んでいることを踏まえて、こうしたアカウントの認証は新たなポリシーの影響を受けません。

こちらの新たな認証ポリシー、またはTwitterアプリやウェブ上で青い認証済みバッジをタップしてご覧いただけます。

Twitterではこの認証ポリシーの施行を2021年1月20日より開始し、同時に運用の痕跡がないアカウントやプロフィールが不完全なアカウントについて、認証の自動削除も開始します。新しい認証ポリシーでは、アカウントの完全性を以下のように定義しています:

  • 確認済みの電子メールアドレスもしくは電話番号が入力されていること
  • プロフィール画像が表示されていること
  • プロフィール名が表示されていること

認証済みバッジが削除される可能性のあるアカウントについては、自動メールおよびアプリ内通知で、認証の自動削除を避けるために、どのような変更が必要かをお知らせします。2021年1月20日までに指示された変更を行えば、自動的に認証バッジが削除されることはありません。アカウントの所有者が亡くなったためにアクティブでなくなったアカウントについては、自動的に認証を取り消すことはありません。こうしたアカウントについては2021年中に追悼アカウントとして残す方法を構築できるよう、現在取り組んでいます。

Twitterではポリシーに基づいて、Twitterルールの違反の内容が深刻であったり、違反行為が繰り返されたりした場合、当該アカウントの認証バッジをはく奪することもあります。違反行為による認証済みバッジのはく奪は、今後も引き続き、個別のケースごとに審査します。Twitterルール違反による強制措置と認証との関係性については、2021年中に改善を図る予定です。Twitterを利用するすべての人は、常にTwitterルールを遵守する必要があります。強制的措置の適用範囲については、こちらをご覧ください。

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2021年からの認証済みバッジの申請方法について

2021年から、一般からの認証の申し込みの受け付けを再開することになりました。新たにウェブやアプリのアカウント設定ページから、自分で申請が行えるようになります。このプロセスのなかで、申請者本人が認証ステータスのカテゴリーを選択したり、本人確認のための参照リンクや裏付け資料を確認したりできます。

認証申請は自動化されたプロセスと人間によるプロセスの両方を使って、慎重かつ速やかな審査を確実にしていきます。また、新たな認証申請が完了した後、デモグラフィック情報の共有オプションも提供し、より正確な評価を行ってTwitterの認証プロセスの公平性を改善していくことも計画しています。認証申請プロセスの詳細については、近日中に改めてお知らせします。

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今後の予定について

認証プログラムは、Twitterで誰と会話しているのかを理解するために役立つ方法の一つに過ぎません。私たちはインターネット上でアカウントが本人のものかどうかを識別することが簡単ではないことを知っており、誰と会話しているのかということは公共の会話における中核であることも理解しています。

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Twitterで会話している相手が本人であることを信頼するためには、自己紹介やツイート内容、相互フォロー、プロフィール情報が役立ちます。Twitterが選挙の立候補者や政府関係のアカウント、国営メディアを識別するアカウントラベルを追加したのはそのためです。さらに、認証プログラムの再開に伴ってさまざまな変更を加えると同時に、異なる種類のアカウントを指定する新しい方法の開発にも取り組んでいます。第一弾として、以下のようなアカウントがあります。

  • 自動化されたアカウント: Twitterに自動投稿するアカウントは「ボット」とも呼ばれ、地震情報セルフケア・リマインダーなど、さまざまな情報を共有するサービスに大きな付加価値をもたらすことができます。しかし、自動アカウントであることが明確されていないと人々に混乱をきたす可能性があります。2021年には、何がボットで何がボットではないのかを人々に分かりやすくするために、自動化されたアカウントと人間が実行しているアカウントを区別するための新しいアカウントタイプを構築する予定です。
  • 追悼アカウント: 亡くなった人を追悼し、故人のTwitterアカウントを維持することがいかに重要なことかをTwitterは理解しており、これまで追悼アカウントの構築について議論を重ねてきました。2021年中に新しいアカウントタイプとして、特別に指定した追悼アカウントを構築する予定です。追悼アカウントの開設と併せて、故人の追悼に関するポリシーのアップデートを行い、追悼アカウントのリクエストについては新たな申込み手順をお知らせする予定です。

私たちの仕事はまだ完成には程遠いですが、これらのアプローチを理解していただけるように、Twitterがこの分野で何をしようとしているのかを、皆さんには透明性を持ってお伝えしていきたいと考えています。認証プログラムの再開や、新たなアカウントタイプの提供開始など、近日中にさらに新たなお知らせができることを楽しみにしています。今回のパブリックコメント期間中にフィードバックをくださった皆さん、Twitterの新しいポリシーの構築に協力いただき、本当にありがとうございました!

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