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「Twitterモデレーション・リサーチ・コンソーシアム(TMRC)」に参加する研究者を募集します

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火曜日, 2022年10月11日火曜日

Twitterは、データに基づく透明性の確保に取り組んでいます。 Twitterはこのほど、プラットフォームに関する実証実験の枠組みを新たにし、この取り組みに参加する研究者の方の募集を開始します。

TMRCにいたる道のり

2018年にはじめて、私たちは国家が関与するプラットフォーム上の情報操作に関するデータの包括的かつ公的なアーカイブの公開に踏み切りました。そして2022年初頭には、ガバナンス問題を研究する国際的な専門家のグループ、「Twitterモデレーション研究コンソーシアム(TMRC)」を発足させました。 

これらの取り組みにより、何万人もの研究者が、9テラバイトのメディア(画像や動画など)や2億2千万件を超えるツイートを含んだ52のデータセットにアクセスできるようになりました。これはすべて、国家が関与するTwitter上の会話を脅かす攻撃に関して、かつてない規模で実証研究を行うことを目指すものです。

そして今、Twitterはさらにもう一歩踏み込んだ試みを始めたいと考えています。 

TMRCへの応募方法

TMRCは、世界中の学術機関、市民社会、非営利団体、ジャーナリズムなどの研究者に門戸を開いています。Twitterが目指すゴールは、シンプルなものです。問題に関するより多くのデータをコンテンツ・モデレーションの研究者と共有することにより、プラットフォーム上の透明性をさらに向上させて参ります。

TMRCの申請プロセスは、TwitterのTrust & Safety協議会のメンバーや国際的な専門家と相談しながら策定しました。コンソーシアムについてはこちらから、また応募資格はこちらから詳細を確認いただけます。 

Twitterが透明性を重視する理由

Twitterは長年にわたり、プラットフォーム上で交わされる政治的会話への情報操作や妨害に対抗することの重要性について、多くを学び、共有して参りました

これまでも私たちは学術関係者や研究者の方々に、単なる集計されたレポートではなく、具体的で詳細なデータへのアクセスを提供して参りました。、レポートそのものの可視性を高めることで、データ利用者の皆さまが解釈や洞察を深められることに貢献して参りました。

たとえば、今年初めには、TMRCのパイロット運用として15件の情報操作に関するデータを一部の研究機関と共有しました。すでにスタンフォード大学インターネット監視機関(SIO)Cazadores de Fake News(ベネズエラのフェイクニュース分析機関)、オーストラリア戦略政策研究所(ASPI)に属するTMRC会員たちが、このデータを活用して重要な独自研究を行なっています。

将来にわたる透明性

私たちは今後も、プラットフォーム操作およびスパムに関するポリシーに基づき、プラットフォームの不正操作活動や情報操作のデータを今後も継続してコンソーシアムと共有していきます。これに伴い、Twitterが削除したネットワークに関するデータや、情報操作を行なっていることが疑われる国家に関する技術情報のデータもTMRCの研究者に共有されます。しかしながら、すでに発表しているように、Twitterはこれらのデータセットに関するTwitterの属性情報を公開することはありません。 

私たちの目標は、この種の情報開示に伴う安全性、セキュリティ、完全性の重大な課題に対処すると同時に、プラットフォーム上の不正を特定する私たちの活動の透明性を維持することです。 

将来的には、ほかのコンテンツ・モデレーションポリシーに関するものや、強制的対応の判断などに関する包括的なデータセットも同様に共有していきます。これにはTwitterの誤情報に関する複数のポリシーに基づいてラベル付けされたツイートのデータなども含まれる予定です。

 

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