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#衆院選2021 を振り返って

投稿者 ‎@NewsDigestWeb‎ および ‎@TwitterGovJP‎
金曜日, 2021年11月12日

第49回衆議院議員総選挙(以下、衆院選)が10月31日(日)に投開票を迎え、与党の自民党、公明党が過半数を獲得するという結果で終わりました。

10月20日から11月2日の間に衆院選についてなされたツイートは約380万件でした。また、もっともツイートされた瞬間は、投票日の10月31日に投票が終了し、当選が確実となった候補者や各党の獲得議席予測の報道が開始されたのが午後8時頃。この時間帯のツイートが約71,000件でした。

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今回の選挙期間中にTwitter上で言及されていた政策の中で最もツイート数が多かった上位10テーマは以下のとおりです。今回の衆院選では消費税に関するツイートが約80万ツイートと最も多く、2位に日本経済、3位に新型コロナウィルスでした。

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また、自民党が単独過半数を上回る結果になりましたが、政党に関するツイート数では今回大きく躍進した日本維新の会に関するツイートが約34万件と最多で、立憲民主党に関するツイートが約29万件と続きました。

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今回の衆院選で多く使われたハッシュタグは次の通りです。最もよく使われたハッシュタグは「#衆院選2021」で、56万以上のツイートにこのハッシュタグが使われました。

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報道各社およびプラットフォーム横断キャンペーン

Twitterは全国の報道各社や多くの利用者を抱えるプラットフォームと協議し、10月6日(水)から11月7日(水)まで期間限定でご利用いただけるハッシュタグ「#私たちの選挙」「#私たちの一票」を提供しました。

選挙の会話を盛り上げるため、これらのハッシュタグを活用して、選挙の公示日や投票日直前に、協力各社と選挙関連のツイートを集中的に行いました。協力各社のツイートからて2つのモーメントを作成しました。

1回目の公示日のツイートのまとめ

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2回目の投票日直前のツイートのまとめ

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また、Twitterスペースを活用した企画をいくつか実施しました。

10月28日(木)にはYahoo!、Facebook、note、Twitterのプラットフォーム企業が集まり、情報の信頼性や、各社の選挙に関する会話をプラットフォーム上で促進する取り組み、利用者の投票行動を促すための施策、フィランソロピーの定義等をスペースでご紹介いたしました。

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11月2日(火)には#私たちの選挙 に参加したNHK、秋田魁新報、共同通信の方々と選挙報道についてTwitterスペースで語りました。

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Twitterはフィランソロピー活動の一環として、より多くの公的機関や非営利団体の活動にTwitterを役立てていただくために、選挙期間にTwitterトレーニングを実施したり、Ads for Goodプログラムを通して非営利団体に広告枠の無償提供を行いました。10月29日(金)にはNPO法人ドットジェイピー(@dotjp0214)とのコラボで「友達に言えない選挙の話〜あなたの「ホンネ」代弁します〜」というタイトルのTwitterスペースを企画し、大学生に若い世代の観点から選挙について語りました。

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データで見る #私たちの選挙

10月31日に第49回衆議院議員総選挙が投開票されました。以前の寄稿で国会議員のTwitter活用が広がっていることを紹介しましたが、今回の選挙でもやはり多くの候補者がTwitterを活用して、有権者に政策を訴えていました。

一方の私たち有権者にとっても、Twitterで流れてくる情報は投票行動を判断する一助になったり、そもそも選挙の意味を知る機会となっていたのではないでしょうか。衆院選に合わせた報道各社、プラットフォームの取り組みも、Twitter上で広く認知されたようです。JX通信社が日本テレビに協力する形で取り組んだ「2分でわかる!あなたの考え方診断」も診断結果によってシェアされる画像を変えることで、多くの人に楽しんでいただけるコンテンツとなりました。

ハッシュタグの使用数ランキングでは、「#私たちの選挙」「#私たちの一票」も上位に入っています。

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ツイート数の推移を見ると、10月12日の利用開始から常に一定程度のツイート量があったことがわかります。結局、31日までに約1万件のツイートがありましたが、うち約8,000件は報道各社等ではない、一般の利用者によるツイートでした。

では、これらを使っていたのは、どのような人々なのでしょうか。各利用者のプロフィールをテキストマイニングして3種類に分類し、プロフィール文をワードクラウド化してみました。ワードクラウドでは、よく出現する単語ほど大きく、出現回数が少ない単語ほど小さく表示されています。

種類①:選挙の当事者

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1種類目に分類されたのは、特定の政党や候補を「支持」や「応援」したりする人々です。2つのハッシュタグが付いた全体に占める割合としては8%程度と少ないのですが、ワードクラウドにも衆院選”らしい単語が並んでいます。

ここには衆院選に立候補しているもしくは政党に属している地方議員なども含まれており、いわば選挙の当事者たちが分類されているクラスタと言えそうです。

種類②:政治関心クラスタ

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2種類目に分類されたのは、「政治」や「選挙」に関心を持っていたり、「投票」を促したりするクラスタです。全体の約35%がこのクラスタに分類されました。特定の政党に所属したり特定候補を支持している1種類目と違い、政治や選挙に強い関心を持っているクラスタと言えます。

種類③:一般ニュース関心クラスタ

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3種類目に分類されたのは、一般の人々を含むクラスタです。全体の約6割がこのクラスタに分類されました。「いいね」「画像」「朝ドラ」「ニュース」のような日常的な単語を多く含んでおり、若干雑多な印象があります。選挙や政治に深い関心があるというより、ニュースや情報全体に関心がある人が中心になっているようです。選挙の当事者から最も遠い人々がここに分類されているようです。

報道機関等にとどまらず、選挙の当事者のみなさんや関心がある方々に広く使われたハッシュタグになりました。

 

まとめ

10月は衆院選一色の一ヶ月でした。「#私たちの選挙」「#私たちの一票」といったハッシュタグを含め、Twitterでも選挙に関する話題が盛り上がっていたようです。「選挙」や「国民審査」は私たち一般市民が政治や司法に意見を申し立てられる貴重な機会です。特に今回は4年ぶりということもあって、自民党総裁選から一貫して世間の注目を集めてきました。日常的に使うソーシャルメディアだからこそ、人々は選挙などの政治参加について多面的な意見を述べやすかったのではないでしょうか。

新型コロナの感染拡大も相まって選挙活動にありがちな集会などの「地上戦」が難しくなる中、Twitterなどのソーシャルメディアを使った「空中戦」に力を入れていた候補も多かったようです。普段の人柄や考えなどがよく伝わる候補者の方もいたように思われます。ただそれでも政治や選挙に関する意見を言わない人々も多くいます。今回の選挙報道では、報道各社の得票予想が結果と大きくずれていたことも話題となりました。ツイートする人たちの意見だけが有権者の声ではないということを念頭に置きながら、コミュニケーション戦略を立てることも重要なのではないでしょうか。

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