※本ブログはJX通信社の協力によって作成されました
2021年もあっという間にあとわずか。年末ならではの特別番組を見る機会も増える時期です。今年も注目を集めたのが「M-1グランプリ2021」。今年で17回目を迎えたこの番組も、すっかり年末の風物詩となりました。
M-1はTwitterではどのように盛り上がっていたのでしょうか。優勝した錦鯉、インディアンスやオズワルドといった決勝戦出場者は、Twitterでも注目されたのでしょうか。Twitterにおける芸人や審査員に対する会話からそのギャップを探ります。
芸人に関する言及数(10%サンプリング)を1分ごとにまとめたのが次のグラフです。各芸人について、出場順を決めるクジが引かれてからネタを披露し、採点を受けて裏に戻るまでの時間に色をつけています(敗者復活のハライチは、復活が決まった時点から)。
これを見ると、一回戦でネタを披露している時に最も言及が多かったのがオズワルド。これにインディアンス、錦鯉が続きます。これは審査員による採点結果とも一致しており、決勝に進出した3組の組み合わせはTwitterでの言及数(≒人気度)と一致していたことがわかります。
一方、それに続く真空ジェシカ、ランジャタイ、ゆにばーすは採点結果に比べてTwitterでの言及が多く見られました。また、敗者復活戦を勝ち抜いたハライチは復活が決まった瞬間に番組全体で2番目に多い言及が集まりました。
そして、インディアンス、錦鯉、オズワルドが進んだ決勝における各芸人の言及数をみると、錦鯉に対するものが最も多くなりました。オズワルドがネタを披露し終わるタイミングでも言及が急増しており、オズワルドに対するものを上回ってすらいます。そのタイミングでは特に「錦鯉優勝ワンチャンあるかも」「オズワルドかな・・・。錦鯉もスッゴい面白かったけど」など、錦鯉の優勝に対する期待の声が多く見られました。
これに対して、審査員に対する言及はどうでしょう。分ごとの言及数(10%サンプリング)をまとめたのが下の図です。
ランジャタイに対して高得点を付けた時の立川志らくさん、ハライチに対して高得点を付けた時の上沼恵美子さんなど、全員の傾向と大きく外れた評価を行う審査員が現れた時、その審査員への言及が多くなっていました。
審査員の評価に対する意見はありつつも、いわゆる「炎上」のようなものではなく、例えば「志らく師匠最高。自分がおもろいと思ったら高得点つけていいんだよなあ」「上沼恵美子98点が今日一番面白い」といったツイートが見られました。
※参考記事:https://comemo.nikkei.com/n/n46f06b0504b3 JX通信社マーケティング責任者 松本健太郎
また、優勝者発表の直後にナイツ・塙さん、サンドウィッチマン・富澤さんに関するツイートが急増しています。これは、錦鯉の優勝に対して二人が涙を流していたことによるものだと考えられます。当時はTwitterトレンドにも入っていたようです。
22:10に地上波の放送が終了してからも、M-1に言及したツイートが多く見られました。下のグラフは、出場芸人に関するツイートと審査員に関するツイートを合算した分ごと推移(10%サンプリング)です。
これを見ると、番組終了から1時間以上経った23時台までツイートが残り続けたことがわかります。前掲のグラフをみると、その多くは優勝した錦鯉に関連したもので「錦鯉おめでとう!!!!2本とも最高に面白かった!!!!」「錦鯉が優勝して涙しててそのあとに富澤と塙が泣いててなんかよかった」「錦鯉を見てると運動会とかで張り切ってるお父さんを応援してるようなほっこりとした気持ちになる☺️」といった祝意が多く見られました。特に、錦鯉の長谷川さんがM-1優勝者では初の50代であるという事実も、多くの人の感動を集めていたようです。
番組が終わってもなお多くの言及があったのは、M-1への注目度の高さゆえでしょう。ここからクリスマスや年末年始を通じて、注目度の高いさまざまな特別番組が続きます。Twitterを見ながら視聴すれば、様々な反応が会話によって盛り上がり、番組を楽しむことができるかもしれません。
誰か・・・Cookieって言いましたか?
XとそのパートナーはCookieを使用して、より高品質で安全かつ
迅速なサービスを提供しており、また、Cookieの使用は私たちのビジネスを支えています。Cookieの中には、Xのサービスをご利用いただくため、
サービス改善のため、そしてサービスが適切に動作することを確実にするために必要となるものがあります。ユーザーが選択できるオプションの詳細については
あなたの選択肢の詳細を見る。