JX通信社とTwitter Japanは協働で、6月22日公示7月10日に投開票が行われた参議院議員選挙の期間中に、Twitter上で選挙に関してどのような会話が行われたかの分析を行いました
6月22日から7月10日かけて、参院選に関するツイート数は約440万、選挙に関連する用語も含めると1200万を超えるツイートが投稿されました。もっともツイートされたハッシュタグは #参院選2022、政党名は「自民党」が最多となりました。政策別では、経済についての会話量が最も多く、憲法、外交・安全保障と続きました。
Twitterでは、選挙の会話を促進するため絵文字が表れる特別なハッシュタグを「#私たちの選挙」「#私たちの一票」「#投票しました」「#voted」の計4種類作成しました。報道機関を始め、多くの利用者がこれらのハッシュタグを活用しました。
※上記画像では5バージョンとしていますが、実際Vの大文字と小文字は区別されないため4種類となります
絵文字ハッシュタグのツイート量は、終盤にかけて右肩上がりに推移しました。また投票を報告するハッシュタグ「#投票しました」「#voted」は、投票日に大きく伸びました。
絵文字ハッシュタグ以外で最も使われたハッシュタグは「#参院選2022」で、「参院選」「参議院選挙2022」と続きます。ほかにも、「#わたしも投票します」といった行動を促すものや、政党や候補者を支持するハッシュタグも活用されました。
ツイートの中に登場する政党名を見ると、全期間を通して自民党が最も多く、れいわ新選組、国民民主党などが続きました。終盤には自民党、国民民主党が特に大きな伸びを見せました
※このデータはあくまでも名称の表示回数を元にしたもので支持・不支持は考慮されていません
Twitter上では、政策に関しても熱心な会話が交わされました。6月22日から7月10日にかけて、Twitterで作成した絵文字ハッシュタグ(#私たちの選挙、#私たちの一票、#投票しました、#voted)を使用したツイートが、どの政策について語っていたかのワード分析を行いました。
テーマ別では、経済についての会話が最も多く、憲法、外交・安全保障がベスト3となりました。
また、経済、憲法、外交・安全保障、社会保障、教育・子育て、ジェンダー、新型コロナ対策、エネルギーの計8分野について、各政策ごとにどのようなワードが関連で話されていたのかをワードクラウドで可視化しました。文字の大きさは会話量に比例しています。
<1>経済
<2>憲法
<3>外交・安全保障
<4>社会保障
<5>教育・子育て
<6>ジェンダー
<7>新型コロナ対策
<8>エネルギー
JX通信社のコメント
政策のワード分析から、利用者の会話は経済分野が圧倒的に多いとわかりました。物価高が進む中で消費税が話題の中心となり、多く言及されていたことは広く知っていただきたい重要なポイントだと思います。また、ウクライナ情勢にあって憲法・外交安全保障に関する会話も多く、特に改憲への言及が多かったのは今回の参院選の特徴ではないでしょうか。
Twitter Japanのコメント
Twitterは、開かれた会話の場を提供するプラットフォームであり、自由な会話を促進することで社会に貢献することをミッションとしております。とりわけ選挙は民主主義の根幹を為すものであり、誰もが選挙の会話に参加できる場を作ることが重要だと考え、絵文字ハッシュタグや報道機関やプラットフォーマーと連携したキャンペーンなどを通じて、選挙の会話の促進を図って参りました。今回の参院選の投票率が前回を上回ったことに、Twitterがわずかでも貢献できていればうれしく思います。