マーケティング

#インフルエンサーQA DACさん

投稿者
木曜日, 2019年2月14日木曜日

より多くの方に、Twitterがどのように企業のマーケティングに活用されているかを知ってもらえるよう、企業の皆さんの声を伺うシリーズ #インフルエンサーQA を連載しています。Twitter活用の効果のほか、担当者ならではの悩みや面白さを中心にお話を伺いたいと思います。今回は、デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム株式会社さんにお話を伺いました。

Twitter Business Managerを活用し、案件管理を大幅に効率化することに成功

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Q. デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム株式会社(以下、DAC)について教えてください。

稲村さん、松永さん:DACは、媒体社や広告会社などのパートナー企業に向けて、メディアレップや広告運用、ソリューション開発など、デジタルマーケティングにおける広告を基点としたさまざまなサービスを提供しています。私たちの所属するソーシャル部門では各プラットフォームにおける広告の販売と運用を担当しています。

Q. Twitter Business Manager beta(以下TBM)を活用した取り組みについて教えてください。

松永さん:TBMは約1年前から導入しています。導入メリットや変化としてはIOのアカウント開設がとても簡単なため、Twitter広告の発注に関わるプロセスの煩雑さを解消し、大きく効率化を図られたことです。

稲村さん:私はエコサインレスがとても気に入っています。名前の記入などの人的なミスを大幅に軽減できることや、サイレンスが大きな変化をもたらしたと実感しています。時間的な削減量でいうと最大5営業日かかっていたものが当日、つまり1営業日に圧縮できたほどです。

以前から広告アカウントの管理に関しては新規で広告アカウントを作成し、他広告会社と分けて運用することでリスクを軽減できていましたが、それでも当社内で誤ってアカウントを管理するということがありました。TBMを活用する強みとして、広告会社ごとに広告アカウントを完全に細分化することができます。またそれに連動する形で、当社が提供する、API経由の広告運用ツール「Sherpa」のアカウントを広告会社ごとに細分化および開放もできるため、飛躍的に効率化を図ることが可能です。

Q. その他、TBMを活用することで御社のワークフローで変化したことはありますか。

稲村さん:以前のエコサインを必要とする発注フローでは第三者チェックをしていました。1つのIO開設を二人体制(ダブルチェック)でオペレーションする必要があったのです。TBMを活用して必要なリソースが半分になり余力がうまれたことで、Twitterの動画広告の中でもホットなインストリーム動画(以下、IVA/IVS)の拡販に取り組むことが可能になりました。インストリームスポンサーシップは純広のタイアップのように、長いもので1〜2ヶ月間が制作に必要なので、それに注力できる体制になったと思います。

※IVA:インストリーム動画広告、IVS:インストリーム動画スポンサーシップ

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Q. TBMにより空いた時間を使ってIVA/IVSの売上を伸ばしているようですね。その極意は何でしょうか。

稲村さん:アタックリストの整備も重要ですし、Twitterが各イベントで紹介している情報を用いて広告主の皆さんに刺さる資料などを作ることですね。また、積極的に外部イベントに出向いて知識を広げるなど、できるだけ右脳に時間を費やすことに専念しています。

松永さん:IVA/IVSのためのチーム作りや、広告主やステークホルダーとの定例会や対面の機会を増やすことに取り組んでいます。実はデジタルといっても、今でも直接コミュニケーションをとることで売上につながります。TBM導入のメリットを営業と一緒に広告主に説明することで、セキュリティの向上やマルチユーザーログインの簡素化などを訴求できる、つまり結果としてDACでできることが格段に増えて案件増加に繋がっているのですよね。年度末などに出てきやすい緊急対応に関しても今まで対応できなかったが、柔軟に対応できるようになりました。

稲村:そういう状況なので、売上は伸びています。昨年、新卒社員は約50人入社し、Twitter専任も増えています。Twitterを実際に使ってみてわかることが多いのでそういう人材の獲得や実務的なハンズオンが重要となっています。人数が増えることでより重要となる人材教育にかかわるリソースや知識向上にもTBMが一役買っています。

松永さん:さきほどの話にもありますが、エクセル上のプランで終わっていたものが、営業と一緒に広告主に提案に行けるようになったことが大きな変化です。表面的ではなく、提案の深い部分やキャンペーンの詳細や背景について話せるようになってきていると実感しています。

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稲村さん:インストリーム動画の人気が高い理由は、IVAではコンテンツパートナーに興味がある利用者に動画広告がきちんと見られるというところではないでしょうか。IVSに関しては動画制作においてまったく他の会社の異なる視点が入ってくる、そのリソースが使えるという点が大きいと思います。

IVSをヘビーに活用したケースとして、ある広告主様のキャンペーンではライブ配信の本番までに半年をかけてIVSに取り組みました。この場合は当日の動きや逆算したスケジュールづくりの、調整が大変な面でありました。

松永さん:ある事例では、海外の現地その場でキャンペーン設定するなど、急な予算の増額への対応が柔軟にできるところでしょうか。それに難しい環境下の中でもTBMで実現できることが増えたので本当に助かっています。米国と日本で同時にキャンペーン設定する場合も時差関係なくすぐに増額対応できるようになりました。

Q. DACさんはTwitterニューヨークオフィスでコンテンツに関する最新事例などのセッションを受けられたようですね。

稲村さん:IVA/IVSをより学びたいということで、Twitterニューヨークオフィスを訪問しました。ニューヨークは伝統的に伝統時にコンテンツが集まりますし、今のトレンドを把握するには絶好の街です。米国ではコンテンツパートナーがTwitterの価値を十分理解し、どのようにすれば会話の発生や話題にできるかをものすごく勉強されていますね。米国で流行っているものは日本にも来る可能性が高いので、米国の動きも常にウォッチしています。

また、Twitter利用者の特徴は、情報を探しに来る、広告を見てくれる、話題にしてくれる、能動的に動画を視聴してくれるので、最先端の事例では、一般的な再生回数や完全再生率とは比較できない質の高い効果を知りました。Twitter自体そして動画広告の新しい方向性を感じられました。

Q.今後Twitterに期待すること何ですか。

稲村さん:動画広告に関する期待は大きいです。私自身はTwitter広告に携わって8年経ちますが、当時はTwitter広告の黎明期で動画広告もなく、Twitterの方と試行錯誤を繰り返していました。今現在、Twitterを見に行かないと情報に取り残されることは事実ですし、4500万人の月間利用者数がいるプラットフォームの成長に合わせて、自分も成長していきたいです。

松永さん:Twitterは新しい情報を探す場所という認知は一般の日本人にもあると思います。Twitterで話題になればテレビでも報道されていますし、今後もTwitter発の情報が増えていくと思うので、そのモーメントを最大限活用したいと思います。

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